2011年9月16日金曜日

事例4:ドトール



こんにちは、佐藤です!
今回は、株式会社ドトールコーヒーのモデリングについて紹介します。



ドトールコーヒーといえば、駅や商店街など、さまざまなところに店舗があり
おいしいコーヒーを手軽なお値段で提供してくれる喫茶店です。
実は、このドトールコーヒーのビジネスにおいても、モデリングが働いていたのです!

ドトールコーヒーの創業者である鳥羽博道さんは
当時の喫茶業界に対して、強烈な問題意識を抱いていました。
当時の喫茶店は、昼間でも薄暗く、不健全なイメージがありました。
また、コーヒーも貸席のおまけといった位置づけで、
種類もブレンドのみ、味も特別美味しいというわけではありませんでした。
こうした喫茶店のイメージに対して、危機感を抱いた鳥羽氏は
「一杯のコーヒーを通じて、安らぎを提供する」ことを使命に
喫茶業界全体のイメージを刷新しようと考えました。
そこで、ヒントを得るべく海外の喫茶店を訪れました。
なかでもヨーロッパのカフェ視察において
コーヒー文化の先進国としての明るく健康的なカフェのあり方に大きな衝撃を受け、
その経験を活かして、帰国後、ドトールコーヒーの前身となる
カフェ・コロラドを作ります。
ここで人気を博したことがきっかけとなり
次々と各地にドトールコーヒーを作っていきました。

こうした、当時の喫茶業界に対する問題意識と
鳥羽社長が訪れた、ヨーロッパのカフェがモデルとなって
ドトールコーヒーのスタイルへとつながっていたのです。



現在ではこんなに手軽に、私たちをほっとさせてくれる存在となったドトールコーヒー。
ですが、その誕生の裏側には、さまざまな葛藤があったのですね。

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