2011年12月5日月曜日

インタビュー3回目


またまた佐藤です!
栃原氏に引き続き、
今回はガウディアでスーパーバイザー(SV)を勤める、
笠矢理恵氏に、お話を伺ってきました!

暖かい関西弁で、笑顔の素敵な姉御肌といった雰囲気の笠矢氏。
初対面ということもあり、少し緊張して臨んだインタビューでしたが
その雰囲気に、あっという間に緊張をほぐしていただきました。

今回のインタビューの目的は、
ガウディアの実際の指導現場に関する情報を得ることです。
これまでお話を伺った方が、本部側の方々だったということもあり
そうした本部の意図が、現場でどのように実践されているのか
現場をよくご存じの方に、お伺いしてみたいと考えました。
SVの方は、さまざまな教室を回り、実際の指導の現場に立ち会ったり、
指導者の方の相談に乗ったりしています。
そこでもっとも現場の現状を把握しているのではないかということで
今回インタビューさせて頂くことにしました!

インタビュー場所は、ガウディアの本部近くにある
おしゃれな隠れ家的カフェ♪

冗談なども交えつつ、非常に和やかな雰囲気のなか
インタビューが行われました。

今回のインタビューを通じてわかったことは
ガウディアにおいて、実際に教室を管理するSVの存在はとても重要だということです。
SVの方は、一週間に一度程度のペースで教室を訪れて
きちんとガウディアの教材が本部の意図通りに実践されているか確認したり
指導者の悩みや子どもたちの現状を把握したりしています。
こうしたSVによるこまめな教室のケアが行われることによって
本当に子どもたちが自学自習をするための理想的な空間を
作り上げていることがわかりました。

そのなかで、実際にSVが関与しなかったことによって
教室展開に失敗してしまったケースについても伺うことができました。
特に、初期の全国展開をしたばかりのガウディアにおいては
SVによる教室開室の見極めが甘かったり、
その後のケアがおろそかになってしまったことによって
生徒が集まらず、「考える力」を教材をつうじて
身につけさせることができなかったこともあるそうです。
こうした教訓から、現在のガウディアにおいては
教室開室時も、営業とSVの二重チェック体制を設けるなど
しっかりと教室ひとつひとつを管理できるように、仕組みを整えているとのことでした。

また、非常に興味深いお話を伺うこともできました。
最近は指導者間での勉強会などが盛んになってきているというお話です。
これは、公文の自主研究会などを彷彿とさせました。
公文においても、指導者間のコミュニケーションを非常に重要視しています。
そこで、本部の方々が機会を設けることで
全国の指導者が交流して教室の悩みを相談したり、
優れた指導者のケースを発表し、共有したりしているそうです。
ガウディアにおいては、
SVが本格的に指導者とコミュニケーションをとるようになったのは
最近のことで、まだ仕組みも整っていない段階とのことでしたが
これからは公文のように、指導者間のネットワークなども密になっていくのかなあと
とても興味深いお話だと感じました!

インタビュー2回目


こんばんは、佐藤です!
本日はなんと、ガウディアの専務取締役を務める
栃原千代松氏に、お話を伺ってきました!
栃原氏とお会いするのは今回で二回目ですが、
単独でじっくりお話を伺うのははじめてでしたので
とてもワクワクした気持ちで、センター南にある本部へ赴きました!

栃原氏は、日能研関東で長年教務に携わってこられた経験をお持ちで
今回のインタビューの目的は、
そうした栃原氏の日能研関東時代の経験が
ガウディアの事業設立や仕組みに
どのような影響を及ぼしているのか、伺うことでした。
インタビューは当初、一時間程度を予定していたのですが
お話がどんどん弾み、2時間ほどの、ロングインタビューになりました。

結果的に、日能研関東時代の経験は
ガウディアにおいても、とてもよく活かされていることがわかりました!
なかでも、栃原氏が日能研関東で子どもたちを見てきて感じた
「すぐに答えを求める子どもたちが目立つようになった」という問題意識が
ガウディアの設立や、「考える力」というコンセプト、教材に
おおきく関係していることがわかりました。

日能研関東は、言わずもがな、中学受験専門予備校として
確固たる実績を築き上げてきた企業です。
そのなかで近年目立つようになってきたのが、
教師たちが指導しても、自分の頭で考えようとせずに
すぐに教師に「答えは何?」と尋ねる子どもたちの存在でした。
栃原氏をはじめとする教師陣たちは、
こうした現状に、非常に危機感を抱きました。
というのも、これからの社会においては
こうした自分の頭で考えて答えを導き出す、という能力が
非常に重要になってくるからだそうです。
そこで、そうした能力を、中学受験を意識する以前の
小学校低学年の段階から育成する必要があると考え
ガウディアの設立につながったとのことでした。

ガウディアの「考える力」というコンセプトも
こうした問題意識が基盤となって生まれたものです。
「考える力」は、現在の成熟社会において必要な能力なのだそうです。
少子化が進み、子どもの数が50年前のおよそ3分の1まで減少しました。
それはつまり、今までよりもずっと少ない人数で
これからの社会を回していかなくてはならないことを意味しています。
そうした状況においては、与えられたことを正確に処理するだけでは
本当に必要な人材として、力を発揮することができません。
これからの時代に求められるのは、
未知なる問題に対しても、自分の頭で考え、答えを導き出す能力だ、とのことでした。

栃原氏の優しいまなざしや、言葉のすみずみから
子どもたちへの並々ならぬ愛情を感じました。
今後ももっともっと、深く掘り下げていきたいと思います!