こんばんは!東郷です!
本日は、なんと!調査対象である株式会社ガウディアの
専務取締役 栃原千代松氏
経営企画部 部長 工藤勝彦氏
広報宣伝部チーフ 山崎一幸氏
にインタビュー調査させていただきました!!
約2時間にわたるインタビュー、及びに教室見学までさせていただきました!
公刊資料だけでは分からなかったことまで伺うことができて
本当に貴重で、充実した時間でした・・・!
以下は、教室の風景です!
子どもが楽しみながら勉強できる環境が整っている印象でした。
調査から分かったことを、要点をまとめて紹介したいと思います!
<1>社会構造の変化
まずは、時代の変化を敏感に捉えていらっしゃいました。
今から約50年前は、一学年あたりの子どもの数は約300万人いました。
しかし、現在その数は1/3の、約100万人まで減少したのです。
つまり、少子高齢化が進み、今後は少ない子どもで社会を支えていかなければなりません。
そんなときに、必要なのは単純な処理能力ではなく
自ら問題を発見し,解決していける「考える力」なのではないか。
ガウディアの出発点は、この強い問題意識なのだそうです。
<2>独自の教材
実際にガウディアの教材を見せていただいたのですが
小学生の時に自分がやってきた教材とは全く異なっていて、びっくりしました。
たとえば、小学校1年生の国語だったら
「あいうえお」を鉛筆でなぞるところからスタートしたものだと思います。
それが、ガウディアの教材は、直線や曲線をなぞるところから始まるのです!
しかも、その延長線上で、最初に書く文字が「つ」や「へ」。
これにはびっくりしました。
また、算数の鶴亀算の問題だったら
最初に公式を覚えるものだと思っていました。
でも、ガウディアの問題は
鶴が20羽で亀が0匹の場合から
鶴が0羽で亀が20匹の場合まで計算させて
そのなかで法則性に気づかせる、という構成になっていました。
驚くとともに、「考える力」を育むことに注力しているなと
実感させられました!
個人的にも
先に公式を覚えて、その公式を使って計算式をどんどん解いていく公文と
全く正反対の問題構成だなぁと感じましたし
インタビューを通して
ガウディアの方々は、公文さんの育む処理能力も大事だとする一方で、
今後は未知の問題に対しても、問題も本質を理解し
自ら正解への道筋を立てて解答という形で答えを出すことも重要だと
考えていることが分かりました。
<3>法人契約
ガウディアは、主婦を先生にして、主婦の自宅で教室を開設するという個人教室の契約だけでなく
小学校や幼稚園、塾などにガウディアの教材を利用してもらう、法人契約もあります。
これは、既に全国に広く個人教室を展開している公文を意識しての
教室展開だな、と感じました。
すでに17,000教室全国に展開している公文に真っ向勝負するのではなく
法人企業と契約し、棲み分けを図っているのです。
ガウディアが個人教室を展開しないのと同様に、
公文もすでにたくさんある個人教室と生徒を取り合わないためにも
法人契約を推進しないのです。
以上から、ガウディア、社会の変化、競合の教材、出店方法などを
強く意識していることが伺えました。
また、専務取締役の栃原氏は、ガウディアに来る前、
日能研に30年以上務めていたということが分かりました!
もしかしたら、日能研時代の経験が、現在のガウディアに活きているかもしれません・・・!
再度、インタビューに行ければ,と思います!
今後も、ガウディアの調査を続けていきます!